セコは九州の山岳部と、隠岐諸島に広く伝わる妖怪。
〈セコ子〉〈セココ〉〈セコドン〉〈セコンボ〉〈カリコボ〉〈ガワタロ〉〈ガッコ〉など、地域によってさまざまな名前でよばれている。
鳴き声もさまざまに伝わり、「ヒョウヒョウ」「ヒョッヒョッ」「キチキチ」「ケチケチ」「ヨイヨイ」「ホイホイ」などがある。
島根県隠岐島のセコはイタチのように身が軽く、足跡は1歳くらいの赤子の形と言われている。
幼い子供の姿で、1つ目で体に毛がなく、着物をきていない。
こちらで鳴いたかと思うとすぐにあちらで鳴き、この鳴き声が《一声よばわり》のときは気をつけなければならないとされる。
猟師がセコの鳴き声で、その日のセコの機嫌を察するという地域もある。
山中で人まねをし、女や子供の手や足を引くなどのいたずらをするが、屋内には入ってこない。春の彼岸に川へ降りてカワコとなり、秋の彼岸に山へ戻る。
もし出会ったら鉄砲を撃っておどろかせるか、読経するとよいといわれる。鰯の頭をきらうので「鰯をやるぞ。」というと障りをしない。鋸の音が嫌い。
この妖怪の通り道に家や小屋を建てるとゆすぶるので眠れない。
妖怪名 | セコ |
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読み | せこ |
別名 | せこ子、セココ、セコンボ、カリコボ、ガワタロ、ガッコ、山童、山ン太郎 |
本性 | 山童の類 |
出没場所/出没時間帯 | 主に山中/全日、特に夜 |
関連妖怪 | 河童、カシャボ、山童 |